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親の薬、ちゃんと飲めてる?認知症で起こる服薬トラブルと、責めずに防ぐ5つの工夫
終活・老後2026.08.06 公開2026.08.06 更新

親の薬、ちゃんと飲めてる?認知症で起こる服薬トラブルと、責めずに防ぐ5つの工夫

この記事は約4分で読めます

親の薬、「ちゃんと飲めているか」いつも不安ではありませんか。 認知症が進んでくると、飲んだこと自体を忘れる、逆に「まだ飲んでない」と 思い込んで重ねて飲んでしまう、薬そのものをどこかにしまい込んで 見つからなくなる——そんな「服薬管理」のトラブルは、 介護のなかでもとくに起こりやすく、しかも見落とすと危険な困りごとです。

私も母の介護で、この壁にぶつかりました。「今朝はもう飲んだ」と本人は言うのに、 薬のシートを見るとまだ残っている。逆に少なくなっている日もある。 本人を疑いたくないのに、確認せずにはいられない——このジレンマ、 経験した人にしか分からないつらさがあります。

なぜ服薬管理が難しくなるのか、3つの理由

  1. 「飲んだこと」自体の記憶が抜け落ちる——短期記憶の低下で、数分前の行動を覚えていられない
  2. 薬を「大事にしまう」ことで逆に迷子になる——本人なりに大切に保管しようとした結果、置き場所を忘れて重複購入や飲み忘れにつながる
  3. 家族が四六時中そばにいられない——共働き・遠方に住んでいるなど、毎回の服薬タイミングに立ち会えない現実的な事情がある

大切なのは、「本人の意思の問題」ではなく「記憶の仕組みの問題」だと 家族側が理解しておくことです。責めても本人は悪気がなく、 むしろ「疑われた」という感覚だけが残ってしまいます。

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今日からできる5つの対策

1. 1週間分をひと目で見える「お薬カレンダー」に一本化する

薬袋のまま渡すと、本人にとっては「同じような袋がいくつもある」状態になり混乱します。曜日・朝昼夕晩のポケットが壁にかかっているタイプにまとめると、 「今日の欄が空なら飲んだ、埋まっていればまだ」と本人も家族も一目で判断できます。

2. 「飲む場所」を1か所に固定する

テーブルの上、いつも座る椅子の横など、薬を「置く・飲む」場所を1つに決めると、 探し回る負担が減ります。カレンダーもその近くに掛けておくのがコツです。

3. 声かけは「飲みましたか?」ではなく「一緒に確認しましょう」

「飲んだ?」と聞くと、覚えていないこと自体への不安からとっさに「飲んだ」と答えてしまうことがあります。 問い詰めず、「カレンダー見てみようか」と一緒に確認する形にすると、 本人のプライドを傷つけずに事実を把握できます。

4. 予備の薬・余った薬は家族が管理する

本人の手元にはその日に飲む分だけを置き、残りやストックは 家族が別の場所で管理します。誤って多く飲んでしまう・古い薬を混同するといった リスクを減らせます。

5. 気になる変化は自己判断せず、早めにかかりつけ医や薬剤師に相談する

飲み忘れ・飲み過ぎが続く、薬を嫌がるようになった、といった変化が見えたら、一包化(1回分をひとまとめにしてもらう)や服薬タイミングの見直しを 相談できます。ケアマネジャーや訪問看護が関わっている場合は、 気づいたことをそのつど共有しておくと対応が早くなります。

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うっかりやりがちな落とし穴

  • 「なんで飲んでないの」と問い詰める→ 本人は覚えていないだけなので、責めても解決しない。むしろ不信感が募る
  • 薬袋をそのまま何日分も渡す→ 同じような袋が並ぶと本人には区別がつかない
  • 家族一人で抱え込む→ 毎回の声かけを一人で担うと共倒れになりやすい。同居家族・ケアマネ・薬局と役割を分担する
  • 「様子を見よう」で先延ばしにする→ 飲み忘れ・飲み過ぎは体調に直結するため、気づいた時点で早めに相談するほうが結局ラク

まとめ:責めるより「仕組み」で防ぐ

困りごと原因対策
飲んだこと自体を忘れる短期記憶の低下お薬カレンダーで「見える化」
薬をしまい込んで迷子になる本人なりの「大切な物」意識飲む場所を1か所に固定
問い詰めると事実が出てこない本人の不安・プライド「一緒に確認する」声かけに変える
誤って多く飲んでしまう手元にストックがあるその日の分だけ渡し、残りは家族管理
変化に気づいても様子見してしまう相談するタイミングが分からないかかりつけ医・薬剤師・ケアマネに早めに共有

服薬管理は、家族が完璧にやろうとするほど疲れてしまう部分です。「仕組み」で防げるところは仕組みに任せ、家族にしかできない見守りに エネルギーを使う——そんなふうに力を抜いていいのだと、 私自身、介護のなかで少しずつ学んでいるところです。

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プー子

この記事を書いた人

プー子

沖縄住み・50代前半の主婦。元教師。 47歳から更年期症状(ホットフラッシュ・足のつり・むくみ・気分の波)に悩み、 婦人科通院・サプリ・加圧ソックス・運動などを試した実体験をブログにまとめています🌿🐶

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