更年期の相談で漢方薬をすすめられたけれど、「加味逍遙散」「当帰芍薬散」「桂枝茯苓丸」—— 名前が難しくてどれが自分に合うのか分からない、という人は多いはず。 この3つは「婦人科三大処方」と呼ばれる代表的な漢方薬で、 体質やタイプによって向き不向きが分かれます。それぞれの特徴と選び方をまとめました🌿🐶
私も薬局で「どれにしますか?」と聞かれて固まってしまった経験があります。 調べてみると、「体力があるかないか」「のぼせやすいか冷えやすいか」で 向いているタイプが変わることが分かり、自分に合うものを選べるようになりました。
※そもそも漢方薬とは、植物の根や皮などの「生薬(しょうやく)」を組み合わせて作られる薬のこと。 一人ひとりの体力や体質のタイプに合わせて選ぶのが特徴で、 「症状だけ」でなく「その人がどんなタイプか」を見て選びます。
※医療行為ではありません。持病がある方・他の薬を服用中の方は、購入前に薬剤師・医師にご相談ください。
結論:体力・のぼせ・冷えの傾向で選ぶ
3つの漢方薬は、大まかに次のタイプ分けで選ばれることが多いです。
- 加味逍遙散── 体力がなく、イライラ・不安・不眠など精神症状が強いタイプ
- 当帰芍薬散── 体力がなく、冷え・むくみ・貧血気味なタイプ
- 桂枝茯苓丸── 比較的体力があり、のぼせ・肩こり・足冷えを併せ持つタイプ
「自分はどれに近いか分からない」というときは、まず体力の有無で大きく分け、 次にのぼせ寄りか冷え寄りかで絞り込むと選びやすくなります。
3つの漢方薬、それぞれの特徴
①加味逍遙散(かみしょうようさん)── イライラ・不安タイプに
「逍遙散」に体を温め血のめぐりを助ける生薬を加えたもので、体力がなく、疲れやすい・イライラしやすい・不眠がちな人向けとされています。 更年期のイライラ・気分の落ち込み・不眠に悩む人に選ばれることが多い処方です。
ほてりとイライラが同時にある、気持ちが不安定で涙もろい、といったタイプに合いやすいとされます。
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②当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)── 冷え・むくみタイプに
血のめぐりと水分代謝を整える生薬が中心で、体力がなく、冷え性・貧血気味・むくみやすい人向けとされています。 「色白で疲れやすく、下半身が冷えやすい」というタイプに選ばれることが多い処方です。
めまい・立ちくらみ・むくみが気になる人にも合いやすいとされます。
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③桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)── のぼせ・肩こりタイプに
血のめぐりが滞った状態(瘀血・おけつ)を改善する処方で、比較的体力があり、のぼせて足は冷える・肩こり・頭が重いという人向けとされています。 「体力はあるのに、上半身はほてって下半身は冷える」という更年期特有の冷えのぼせに選ばれることが多い処方です。
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タイプ別・選び方早見表
| タイプ | 体力 | 主な悩み | 向いている処方 |
|---|---|---|---|
| イライラ・不安・不眠 | 体力に自信がない〜普通 | 気分の波・ほてり | 加味逍遙散 |
| 冷え・むくみ・貧血気味 | 体力に自信がない | 冷え・めまい・むくみ | 当帰芍薬散 |
| のぼせ・肩こり・足冷え | 普通〜充実 | 冷えのぼせ・頭重 | 桂枝茯苓丸 |
選ぶときに気をつけたいこと
- ❌ 「なんとなく更年期っぽいから」で選ばない→ 体力・冷えのぼせの傾向で選ぶことが大切
- ❌ 複数の漢方薬を自己判断で併用しない→ 重複する生薬による副作用のリスクがある
- ❌ 2週間以上飲んでも変化がないのに漫然と続けない→ 薬剤師・医師に相談してタイプを見直す
- ❌ 持病・服薬中の薬があるのに自己判断で購入する→ 必ず薬剤師に相談を
迷ったら、薬局の薬剤師に体質を伝えて相談するのが一番確実です。 婦人科で処方してもらう場合は保険適用になることもあるので、 症状が強い場合はまず婦人科に相談するのもおすすめです。
漢方薬と合わせて続けたいこと
漢方薬は体質改善的にじっくり効いていくもの。 睡眠・栄養・ホルモンの揺らぎケアを土台として合わせることで、より実感しやすくなります。
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加味逍遙散・当帰芍薬散・桂枝茯苓丸は、それぞれ得意なタイプが違います。自分の体力・冷えのぼせの傾向を手がかりに、無理なく続けられるものを選んでみてください🌿
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